このツールについて
資金繰りが苦しい理由は、利益ではなくお金が出ていってから戻ってくるまでの日数にあることが多いものです。CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)は、その日数を売上債権・棚卸資産・仕入債務の3つに分解して示す指標で、CCCが短いほど必要な運転資金は少なくて済みます。この画面は、自社の3つの日数を入れて必要運転資金を可視化するためのものです。
この画面でできること
- DSO(売上債権回転日数)・DIO(棚卸資産回転日数)・DPO(仕入債務回転日数)をスライダーで入力
- CCC=DSO+DIO−DPO と、必要運転資金(年間売上高×CCC÷365)を即座に算出
- 業種ベンチマークとの差を表示し、改善余地をスコアで判定
- 3つの要素のうちどれが効いているかを可視化
使い方
まず自社の直近の決算書から3つの日数を計算して入れてください(計算式は画面に併記されています)。業種平均との差を見て、DSO・DIO・DPOのどれがボトルネックかを特定するのがこの画面の主な用途です。1日短縮するといくら資金が浮くかも、必要運転資金の変化で確認できます。
つまずきやすいところ
DPOを延ばせばCCCは短くなりますが、それは支払サイトを延ばして取引先に資金負担を移しているだけで、関係悪化や仕入条件の悪化を招きます。改善余地があるのは通常DSOとDIOです。また、季節変動の大きい事業では期末時点の残高で計算したCCCが実態を表さないことがあります。月次平均の残高を使うほうが実感に近い数字になります。業種ベンチマークは目安であり、ビジネスモデル(前受金がある業態など)によっては業種平均と大きく違って当然です。
この画面が扱う範囲
本ツールは指標の構造を理解するための学習用ダッシュボードです。業種ベンチマークは参考値です。
あわせて使うツール
この画面は学習と論点発見のための一次判定ツールです。表示される金額は簡略計算による参考概算で、申告用の税額・適用額を確定するものではありません。実際の適用判定には法令・通達の確認と、税理士等の専門家への相談が必要です。
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