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セグメント情報ラボ|図解とシミュレーションで学ぶ報告セグメントの決定と注記(日本基準)

このラボには、先生と生徒の会話形式の解説記事がありますセグメント情報ラボの図をそのまま使って、迷いやすい点を会話で読み解きます。30秒でできるラボ実習つき。

このラボでできること

  • 報告セグメントを決める流れを図でつかむ … 事業セグメントの3つの要件から、集約・10%基準・75%ルール・「その他」までを、フロー図と判定図で示します(セグメント会計基準 第6項〜第15項)。
  • 3つの10%基準を1行ずつ確かめる … 売上高(内部売上高を含む)・利益又は損失(利益の合計と損失の合計の大きい方が分母)・資産のどれか1つで報告セグメントになることを、判定表で追えます(同 第12項)。
  • 集約・結合・継続性を比べる … 10%判定の前に行う集約、10%未満どうしの結合、前年度の報告セグメントの継続を、それぞれの事例で確かめます(同 第11項・第13項、適用指針 第9項)。
  • 注記表と差異調整をつくる … 報告セグメント・その他・調整額を並べて右端を連結財務諸表の数字につなげ、連結の実額を入れると項目ごとに照合します(同 第19項〜第26項)。
  • 関連情報と収益の分解情報まで … 地域(単一の国で10%以上)・主要な顧客・製品及びサービスの判定と、収益の分解情報とセグメント売上高のつながりを示します(同 第29項〜第32項、収益認識会計基準 第80-10項)。

使い方(3ステップ)

  1. 基礎タブで考え方をつかむ … マネジメント・アプローチと報告セグメントを決める流れを読み、事例A(事業6つ → 報告セグメント5つ・その他1つ)の判定を押さえます。
  2. 設例で1ステップずつ追う … 設例・基礎の事例A〜C(10%基準・損失・75%)、設例・応用の事例D〜H(集約・結合・継続性・差異調整・関連情報)を順に進めます。
  3. シミュレーションで数字を変える … 「① 報告セグメントの判定」「② 注記表と差異調整」「③ 関連情報・収益の分解」の3つの画面で、1か所だけ変えて判定や注記がどう動くかを確かめます。

よくあるつまずき

  • 売上高が10%未満なら「その他」にする … 利益又は損失・資産のどれかが10%以上なら報告セグメントです(事例Aの物流サービスは資産13.1%)。
  • 75%の判定に内部売上高を含める … 75%は外部顧客への売上高の合計を、損益計算書の売上高で割ります。10%基準の売上高(内部売上高を含む)とは分母が違います。
  • 集約を10%判定のあとに行う … 集約は量的基準の前に行い、集約後の合計で判定します。10%未満どうしをまとめる「結合」とは、条件もタイミングも違います。
  • セグメント利益の合計を連結の利益と同じだと考える … 全社費用・セグメント間取引の消去・測定方法の差などを調整額で示して、はじめて連結の数字につながります。
  • 関連情報も経営者の数字で作る … 関連情報・減損損失・のれんは、財務諸表の数値で開示します。報告セグメントが1つでも、関連情報は必要です。
学習用のツールです。事業セグメントの識別、集約・結合できるほど類似しているか、前年度の報告セグメントが引き続き重要かは、会社の判断です。ラボはその判断を入力の前提として、10%・75%・90%を計算します。75%に届かないときの追加は、学習用に外部顧客への売上高の大きい順としています(基準は順番を定めていません)。事例の数値は、適用指針の開示例と同じパターンで作った独自の数値です。シミュレーションが作る注記は「記載のイメージ」で、完成した注記ではありません。

根拠にした基準

  • 企業会計基準第17号「セグメント情報等の開示に関する会計基準」、企業会計基準適用指針第20号「セグメント情報等の開示に関する会計基準の適用指針」
  • 企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」・適用指針第30号(収益の分解情報)
  • 企業会計基準第37号「期中財務諸表に関する会計基準」(期中のセグメント情報)
  • (参考)IFRS第8号「事業セグメント」

項番号と改正の反映状況は、ラボ内の「このツールの前提条件」に基準確認日(2026年9月25日)とあわせて記載しています。

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