海外のSaaS・広告・AIサービスの利用料を支払ったとき、その消費税をどう処理するかは、相手が国内事業者か国外事業者か、事業者向けか消費者向けか、適格請求書発行事業者に登録しているかという複数の軸で決まります。同じ「クラウド利用料」でも、リバースチャージが必要なもの、仕入税額控除がとれるもの、経過措置で8割・5割控除にとどまるものが混在します。この画面は、取引日と自社の課税方式を入れたうえで、サービスごとに処理を確定させるためのものです。
この画面でできること
- 取引日と自社の課税方式(一般課税・課税売上割合95%以上/未満・簡易課税・2割特例・免税事業者)を設定したうえで判定
- 主要サービス86件の早見表で、運営主体・登録状況・想定される処理を確認
- 判定ウィザードで1件ずつ、または一括判定で月次のまとめてチェック
- 仕訳パターン集(4類型)・資料パターン集・実務ケース集54件を参照
- 令和7年4月からのプラットフォーム課税、令和8年度税制改正による7割・5割・3割控除を含む経過措置に対応
使い方
まず画面上部で取引日と自社の課税方式を設定してください。ここを設定しないと経過措置の割合が確定しません。そのうえで、単発なら判定ウィザード、月次でまとめて処理するなら一括判定タブを使います。サービス早見表は候補の当たりをつける用途で、最終確認は必ず請求書で行ってください。
つまずきやすいところ
早見表の登録状況をそのまま信じないことが重要です。運営主体(請求書の発行元法人)は同じサービス名でもプランや契約条件で変わることがあり、登録番号の有無も時期によって変動します。この画面のデータは2025年5月調査を基礎に主要事業者を2026年8〜9月に再確認したものですが、実務適用時には必ず請求書の発行元社名・住所・登録番号(T+13桁)を国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトで照合してください。また、事業者向け電気通信利用役務(リバースチャージ)と消費者向けの区別は、サービスの性質ではなく取引条件等から通常事業者に限られるかどうかで判断します。
この画面が扱う範囲
制度の記述は2026年9月時点の法令・国税庁公表情報に基づきます。早見表の各サービスの運営主体・登録状況は変動が頻繁なため、参考情報としてご利用ください。「要確認」「プラン・契約条件で判定」と表示されるサービスは、請求書と公表サイトでの照合が前提です。
あわせて使うツール
この画面は学習と論点発見のための一次判定ツールです。表示される金額は簡略計算による参考概算で、申告用の税額・適用額を確定するものではありません。実際の適用判定には法令・通達の確認と、税理士等の専門家への相談が必要です。