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棚卸資産ラボ|取得原価・評価方法・簿価切下げ・表示と税務調整を図解

このラボには、先生と生徒の会話形式の解説記事があります棚卸資産ラボの図をそのまま使って、迷いやすい点を会話で読み解きます。30秒でできるラボ実習つき。

このラボでできること

  • 棚卸資産の5段の流れを1枚の図でつかむ … 取得原価 → 払出計算(評価方法)→ 期末の評価(収益性の低下)→ 表示・注記 → 翌期(洗替え法・切放し法)を、すべてのタブで同じ図で示します(第6-2〜18項)。
  • 評価方法を同じ受払いで比べる … 先入先出法・移動平均法・総平均法と、参考の後入先出法(2008年削除)・最終仕入原価法(第34-4項)を、物価上昇・下落の局面で比較します。
  • 簿価切下げを図で確かめる … 正味売却価額(第5・7項)、売価の見積り(第8・11・43項)、再調達原価・滞留品(第9・10項)、判定の単位(第12項)、売価還元法(第13項)、正味売却価額がマイナスの場合(第44項)。
  • 設例・基礎7本/応用7本を独自数値で追う … 洗替え法と切放し法、災害による特別損失(第17項)、トレーディング目的(第15・19項)、後入先出法からの変更(計算例1・2型)、原価差異の配賦、棚卸減耗まで仕訳つきで。
  • 数字を変えて試す/IFRSと比べる … 評価方法の比較、簿価切下げ(2期)、売価還元法の2つの原価率、滞留品の規則的な切下げ。IAS第2号との違い(戻入れは必須など)も数値で比較します。
  • 税務調整(別表の書き方)を確かめる … 低価法の届出の有無・評価損の事実(法人税法第33条第2項)・切放し法で、別表四と別表五(一)がどう変わるかを年度ごとに表示します。

使い方(3ステップ)

  1. 基礎タブで考え方をつかむ … 「期首+仕入=売上原価+期末」の箱の図から始め、5段の流れ、評価方法、収益性の低下、洗替え法・切放し法、表示の順に読みます。
  2. 設例で1ステップずつ追う … 設例・基礎1で評価方法を比べ、設例・基礎2で簿価切下げ → 翌期 → 販売までを仕訳つきで通します。
  3. シミュレーションで数字を変える … 設例の「この設例の数字でシミュレーション ▶」から同じ数字で開き、単価や売価を変えて結果を見ます。最後に税務調整タブで別表を確認します。

よくあるつまずき

  • 「低価法を選ぶ」と考えてしまう … 会計では収益性の低下による簿価切下げは強制です(第7・23項)。選べるのは税務の評価方法です。
  • 評価損を営業外費用・特別損失にしてしまう … 原則は売上原価。特別損失は臨時の事象(災害・重要な事業部門の廃止)で多額な場合だけで、その分は洗替え法でも戻しません(第17・64項)。
  • 下がった品目と上がった品目を相殺してしまう … 判定は原則として個別品目ごと。一括りは補完関係・同じ製品のグループなど、適切な場合に継続適用が条件です(第12・53項)。
  • 会計の切下額をそのまま損金にしてしまう … 低価法の届出がなければ税務は原価法。災害・著しい陳腐化などの事実がなければ加算し、販売・廃棄の年に減算します(法人税法第33条、法人税基本通達9-1-6)。
  • 最終仕入原価法を会計でも使ってしまう … 税務の法定評価方法ですが、会計では期末の大部分が最終仕入価格で取得されている場合や重要性が乏しい場合に限られます(第34-4項)。
このラボは学習用の簡易計算です。実務の判断は、個別の事実関係と最新の基準・法令で確認してください。

根拠にした基準

基準の内容は2026年10月14日に基準本文で確認しました(基準確認日:2026年10月14日)。設例の数値はすべて独自で、基準の計算例の数値は画面に出していません。

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