このツールについて
自社株を後継者に渡す方法は一つではありません。暦年課税でこつこつ贈与するか、相続時精算課税で一括して動かすか、事業承継税制で納税を猶予するか——どれが有利かは自社株の評価額と他の財産、相続人の構成で変わります。この画面は、同じ前提で3制度を並べて税負担を比較するためのものです。
この画面でできること
- 自社株式の評価額・その他の財産・相続人構成を入力すると、3制度の税負担が即座に再計算
- 制度①暦年課税:贈与税(特例税率)と相続税を分けて表示、生前贈与加算も反映
- 制度②相続時精算課税:2,500万円の特別控除と一律20%、相続時の合算精算まで計算
- 制度③事業承継税制(一般措置):自社株の相続税80%猶予を反映した税額を表示
- 3制度の税負担を並べて、どれだけ差が出るかを金額で比較
使い方
まず自社株の評価額を入れてください。評価額が大きいほど事業承継税制の効果が大きくなる関係が数字で見えます。評価額そのものが分からない場合は、類似業種比準価額シミュレーターで概算を出してから戻ってくると精度が上がります。
つまずきやすいところ
税負担の比較だけで決められない制度です。事業承継税制は議決権の3分の2までが適用対象で、雇用の8割を5年間平均で維持するなどの要件があり、要件を外れると猶予されていた税額を利子税とともに納付することになります。相続時精算課税は一度選ぶと暦年課税に戻れません。また、贈与時の評価額で相続時に合算されるため、株価が下がる局面では不利になり得ます。生前贈与加算の対象期間は改正により延長されており、暦年贈与の効果も以前とは変わっています。
この画面が扱う範囲
本ツールは概算を確認するための学習用シミュレーターです。事業承継税制には一般措置と特例措置があり、特例措置には計画の提出期限など別途の要件があります。実際の承継設計は税理士にご相談ください。
あわせて使うツール
この画面は学習と論点発見のための一次判定ツールです。表示される金額は簡略計算による参考概算で、申告用の税額・適用額を確定するものではありません。実際の適用判定には法令・通達の確認と、税理士等の専門家への相談が必要です。
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