年末調整 書類の書き方ラボ【基礎編】|先生と一緒に図で学ぶ書類の流れ・スケジュール・主な申告書
無料の学習ツール「年末調整 書類の書き方ラボ」の読み方ガイドです。ラボの「全体像」タブを上から順に読み、続けて「書き方」タブから主な3つの申告書を、先生と生徒の会話形式で見ていきます。登場する人物と設例の数値はすべて架空の例です。解説は公認会計士・税理士が監修しています。各行の図はラボの図そのものです(記事内の図は表示用で、ボタンやクリックの操作はできません。操作は各節の「ラボで開く」「ラボを開く」からラボ本体で試せます)。重要な節の最後には、ラボで30秒だけ手を動かす小さな実習を置いています。
今日の事例
記載例の家族:青木家(架空)
| 本人 青木 健(41歳) | 給与 620万円 |
| 妻 由美(39歳) | パート給与 135万円 |
| 長男 翔(20歳・大学生) | アルバイト 160万円 |
| 長女 美咲(16歳) | 収入なし |
| 次男 陽(11歳) | 収入なし |
| 母 和子(73歳・同居) | 公的年金 170万円 |
はじめに
今日の題材 ── 年末調整の書類を、青木家で読む
📍 ラボの場所:全体像タブ・書き方タブ
ハルカ
先生、そろそろ年末調整の書類を配る時期です。でも種類が多くて、配る側の私が見ただけで嫌になってしまいました。
先生
書類が多く見えるのは、全体の地図がないからなんだ。今日はラボの記載例の青木家を手元に置いて、流れから順に見ていこうか。
ハルカ
6人家族なんですね。大学生のアルバイトに、年金をもらうお母さんまでいます。
先生
年末調整で迷いやすい家族が、ひととおりそろっているんだ。最後には、青木家が出す書類と書く欄を言えるようになるよ。
📗 全体像 ① ラボの図
1.書いて出す(従業員・10〜11月)書く会社から配られた申告書に、家族・所得の見積額・保険料などを書き、控除証明書を添えて提出します。
例青木 健さんは、扶養控除等申告書(年初に提出済み)を見直し、基礎控除申告書 兼 …(4つの申告書が1枚)と保険料控除申告書を書きます。
R8令和8年分は、12月1日施行の改正を反映した書類を、12月1日より前に提出してかまいません(改正Q&A Q1-2)。
全体像 ①
年末調整は5つの段階で進む:書類の流れ
📍 ラボの場所:全体像タブ ①
ハルカ
年末調整って、結局だれが何をする手続きなんですか。
先生
図の上の段が従業員、下の段が会社だよ。従業員が申告書を書いて出し、会社が点検・転記・計算して、12月の給与で精算するんだ。最後に源泉徴収票を渡して終わりだよ。
迷いポイント 申告書を出さなくても、会社が控除を入れてくれる?
ハルカ
会社は家族のことも保険のことも知っているはずなので、書類が遅れても計算してくれると思っていました。
先生
それが、そうではないのだよ。配偶者控除や保険料控除のように申告が必要な控除は、申告書を出さないと年末調整では引かれないんだ。給与から天引きした社会保険料は、会社が把握しているから大丈夫だよ。
ハルカ
会社が何でも知っている、魔法の手続きだと思っていました。会社の中の人なのに。
先生
魔法の材料は、従業員の申告書なんだ。材料が届かなければ、会社も計算できないんだよ。
💡 そうだったのか!
年末調整は「従業員が書いて出す → 会社が点検・計算・精算する」流れ。配偶者控除や保険料控除など
申告が必要な控除は、申告書を出して初めて反映されます(給与天引きの社会保険料は会社が把握しています)。
📗 全体像 ② ラボの図
年税額の計算(給与収入400万円・独身の例)所得給与所得2,760,000円−社会保険料600,000円−生命保険料控除40,000円−基礎控除1,040,000円=課税1,080,000円
税額1,080,000円 × 5% = 54,000円×102.1%(100円未満切捨て)=55,100円
💡 保険料控除申告書を出すと、生命保険料控除の分だけ税額が下がります。改正後の基礎控除(104万円)で計算しています。 全体像 ②
なぜ12月に精算するのか:天引きと年税額の差
📍 ラボの場所:全体像タブ ②
ハルカ
毎月お給料から税金を引いているのに、どうして12月にもう一度計算するんですか。
先生
図の上の棒が毎月の天引きの合計、下が1年分の正しい税額だよ。この例では 64,800円 引いていて、正しい税額は 55,100円 だから、差額の 9,700円 を12月に返すんだ。
迷いポイント 生命保険料の控除は、毎月の天引きにも入っている?
ハルカ
保険料の分も、毎月少しずつ天引きが減っていたんだと思っていました。
先生
毎月の天引きは、扶養の人数などから出した概算なんだ。生命保険料や地震保険料は入っていないから、12月の年末調整で初めて反映されるんだよ。
ハルカ
今年は改正もありましたよね。改正後の基礎控除も、12月に入るんですか。
先生
そう。改正は12月1日施行だから、基礎控除の 104万円 も12月の年末調整でまとめて反映されるんだ。図の下の計算も 104万円 で計算しているよ。
💡 そうだったのか!
毎月の天引きは概算。保険料の控除や改正後の基礎控除は、
12月の年末調整でまとめて反映され、差額を還付か徴収で精算します。
⏱ 30秒だけラボで試す
- 全体像タブ②を開き、図の上の「保険料控除申告書を出す」ボタンを押して外す
- もう一度押して戻し、今度は「改正後の基礎控除(12/1施行)」を外す
👀 保険料控除を外すと、年調年税額が 55,100円 → 57,100円、還付は 7,700円 に減ります。改正後の基礎控除を外すと 63,300円 で、還付は 1,500円 です。
ラボを開く ▶
全体像 ③
あなたが出す書類はどれ?:30秒で診断
📍 ラボの場所:全体像タブ ③
ハルカ
書類の種類が多すぎて、自分がどれを出すのか分かりません。
先生
ラボでチェックを入れると、出す書類が出るよ。図は青木家の場合なんだ。まず出すのは、勤務先に出す令和8年分と令和9年分の扶養控除等申告書と、基礎控除を受けるための基礎控除申告書なんだ。
迷いポイント 基礎控除・配偶者控除等・特定親族・所得金額調整控除で、申告書は4枚?
ハルカ
申告書の名前が4つあるので、4枚書くんだと思っていました。
先生
4つは1枚の用紙にまとまっているんだ。「基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 …」という長い名前の1枚だよ。
ハルカ
医療費やふるさと納税の書類は出てきませんね。前に年末調整ラボで、医療費控除は確定申告だと習いました。
先生
よく覚えていたね。医療費控除と、ワンストップ特例を使わないふるさと納税は、年末調整では控除できないんだ。だから診断にも出てこないんだよ。
💡 そうだったのか!
4つの申告書は
1枚の用紙。まず出すのは、勤務先への扶養控除等申告書(令和8年分・9年分)と、基礎控除を受けるための基礎控除申告書です。
📗 全体像 ④ ラボの図
会社:回収・点検(11月)書く提出された申告書を点検します。所得の見積額と控除額の対応、証明書の添付、記載漏れを確認し、不備は本人に確認します。
R812月1日以後適用される改正を反映した書類を、同日前に提出してもらってかまいません(改正Q&A Q1-2)。
全体像 ④
スケジュール:9月から翌年2月まで
📍 ラボの場所:全体像タブ ④
ハルカ
図が9月から始まっていますね。年末調整は12月の仕事だと思っていました。
先生
会社は9月に準備して、10月に配布と周知、11月に回収と点検、12月に精算するんだ。翌年1月31日までに源泉徴収票を本人に渡して、市区町村に給与支払報告書を出すよ。
迷いポイント 申告書の提出期限は、国が一律に決めている?
ハルカ
提出期限は、税務署が全国で同じ日に決めているんだと思っていました。
先生
法令の期限はあるけれど、11月の決まった日ではないんだ。基礎控除申告書や保険料控除申告書はその年最後の給与の支払日の前日、扶養控除等申告書ならその年最初の給与の支払日の前日までなんだ。
ハルカ
じゃあ、うちの部が案内している「11月○日まで」は何なんですか。
先生
それは法令の期限とは別に、会社が決める社内の回収期限だよ。控除証明書が届くのを待って、11月中旬から下旬にする会社が多いんだ。令和9年分の扶養控除等申告書も、一緒に回収することが多いよ。
ハルカ
「年末調整」という名前なのに、9月から始まるんですね。名前に「秋」も入れてほしいです。
先生
名前は、精算する月から付いているんだよ。準備は秋のうちに終わらせておくんだ。
💡 そうだったのか!
年末調整は9月の準備から翌年1月の交付まで続く流れ。法令の提出期限とは別に、
会社が社内の回収期限(11月中旬〜下旬が多い)を決めます。
📝 【源泉徴収|給与】給与所得の源泉徴収事務(令和7年度+8年度改正補足)記事を読む ▶
📗 全体像 ⑤ ラボの図
扶養控除等申告書 → どこへ?人数・続柄・障害者の区分から扶養控除額などを計算し、源泉徴収票には人数を書きます。16歳未満の扶養親族の数も源泉徴収票に書きます。
全体像 ⑤
書いた数字はどこへ行く?:申告書 → 源泉徴収簿 → 源泉徴収票
📍 ラボの場所:全体像タブ ⑤
ハルカ
申告書に書いた控除額は、そのあとどこへ行くんですか。
先生
図の左が申告書、真ん中が会社の源泉徴収簿、右が源泉徴収票だよ。控除額は源泉徴収簿の年末調整欄に写して計算し、その結果が源泉徴収票の欄になるんだ。
迷いポイント 住宅ローン控除も、ほかの控除と同じ所得控除?
ハルカ
住宅ローン控除も、保険料と同じように所得から引くんだと思っていました。
先生
住宅ローン控除は税額から引く税額控除なんだ。所得控除を全部引いて税額を出したあとに引くから、源泉徴収簿でも最後のほうに出てくるよ。
ハルカ
申告書の数字が、源泉徴収簿を通って源泉徴収票まで旅をするんですね。途中で迷子になりそうです。
先生
迷子にしないために、会社は写すたびに確かめるんだ。源泉徴収票は、本人が控除漏れを確かめる最後の手がかりでもあるんだよ。
💡 そうだったのか!
申告書 → 源泉徴収簿(年末調整欄)→ 源泉徴収票の順に写されます。住宅ローン控除は
税額から引く税額控除です。
⏱ 30秒だけラボで試す
- 「🧮 シミュレーション」タブで設例「青木家(書き方タブの記載例)」を選ぶ
- 「所得控除」の積み上げと「税額」の行を見る
👀 所得控除の合計 4,421,000円、課税される額 99,000円 → 年調年税額 5,000円。下の「書く書類」の一覧で、8つの控除がどの申告書から来たかを確かめられます。
ラボを開く ▶
📙 書き方 ① ラボの図
③ B 源泉控除対象親族(16歳以上)書く「源泉控除対象親族」の欄です。①16歳以上(平成23年1月1日以前生)の扶養親族(所得62万円以下)=控除対象扶養親族と、②19〜22歳で所得62万円超100万円以下の特定親族を書きます。所得の見積額と区分(老人・特定扶養・特定親族)にチェックします。
例翔:所得86万円 → 「特定親族」にチェック。美咲:16歳 → 一般の扶養親族。和子:73歳・同居の母 → 「同居老親等」にチェック。
誤り19〜22歳の子で所得62万円以下なのに「特定親族」にチェックする(正しくは「特定扶養親族」)。特定親族は扶養親族ではありません。
R8扶養の所得要件は58万円→62万円に引き上げられました。
家族の判定ツール:この人はどの欄?
令和8年12月31日の年齢:20歳(その年の1月1日生まれは1歳上になる場合があります)書く欄③ B 源泉控除対象親族に書き「特定親族」にチェック(100万円以下)
控除特定親族特別控除 610,000円 → 特定親族特別控除申告書が必要
書き方 ①
扶養控除等(異動)申告書(令和8年分)
📍 ラボの場所:書き方タブ ①
ハルカ
扶養控除等申告書は、年の初めに出しましたよね。もう一度書くんですか。
先生
年初に出した令和8年分を本人に返して、異動がないか見直すんだ。図のBの欄が、16歳以上の扶養親族などを書く「源泉控除対象親族」の欄だよ。
迷いポイント 20歳の大学生の子は、いつでも「特定扶養親族」?
ハルカ
翔さんは20歳の大学生なので、特定扶養親族ですよね。
先生
翔さんはアルバイトの所得が 86万円 あって、扶養親族の要件の62万円を超えているんだ。だから「特定親族」にチェックして、特定親族特別控除の申告書も書くんだよ。
ハルカ
62万円は、年末調整ラボで習った「壁」ですね。給与だけなら 123万円 から 136万円 に動いた…。
先生
よく覚えていたね。翔さんのアルバイトは 160万円 だから、136万円 を越えているんだ。もう一人、お母さんの和子さんの欄も見てみようか。
ハルカ
異動の欄に「令和8年12月1日 改正」とあります。和子さんは何が変わったんですか。
先生
和子さんは公的年金 170万円 で、所得は 60万円 なんだ。去年までの要件 58万円 では扶養の外だったけれど、62万円以下になって新たに扶養に入るから、異動欄にそう書くんだよ。
💡 そうだったのか!
扶養の所得要件は
62万円以下。超える19〜22歳の子は「特定親族」に、改正で新たに扶養になる人は「令和8年12月1日 改正」と書きます。
⏱ 30秒だけラボで試す
- 書き方タブ①の「家族の判定ツール」を開く(初期値は翔さん・所得 860,000円)
- 「令和8年の所得の見積額」を 500000、次に 1100000 に変える
👀 86万円は「特定親族」にチェック(特定親族特別控除 610,000円)。50万円なら特定扶養親族 63万円。110万円では「扶養控除等申告書には書かない(100万円超)」に変わり、控除は 210,000円 です。
ラボを開く ▶📝 【国税庁タックスアンサー】No.1800 パート収入はいくらまで所得税がかからないか記事を読む ▶
📙 書き方 ② ラボの図
② 給与所得の計算書く今年の給与の収入金額の見積額を書き、「給与所得の計算欄」の表で給与所得を求めます。直近の源泉徴収票や給与明細を参考に、12月までの分を含めます。
例620万円 → 620万円÷4=155万円 × 3.2 − 44万円 = 452万円。
誤り賞与や12月の給与を入れ忘れる。
R8給与所得控除の最低保障額が65万円→74万円に引き上げられ、計算欄も新しくなりました。
計算してみる:給与収入 → 基礎控除
あなたの基礎控除の額給与所得収入6,200,000円→収入÷4(千円未満切捨て)×3.2 − 44万円4,520,000円
合計所得4,520,000円+給与以外0円=4,520,000円
判定489万円以下→基礎控除1,040,000円区分ⅠA
書き方 ②
基礎控除申告書(4つの申告書が1枚)
📍 ラボの場所:書き方タブ ②
ハルカ
基礎控除申告書には何を書くんですか。基礎控除は、全員同じ金額ではないんですか。
先生
自分の今年の合計所得金額の見積額を書いて、それに応じた基礎控除の額を書くんだ。青木健さんは給与 620万円 で、所得は 452万円 だよ。
迷いポイント 申告書には、給与の「収入」だけを書けばいい?
ハルカ
給与明細の総額、つまり 620万円 を書けばいいんですよね。
先生
620万円 は「収入金額」の欄に書いて、その横の「所得金額」の欄に給与所得控除を引いた 452万円 を書くんだ。基礎控除の判定に使うのは所得のほうで、489万円以下だから 104万円 になるよ。
ハルカ
収入と所得、名前が似すぎです。双子なら名札を付けてほしいです。
先生
申告書では、収入と所得の欄が並んでいるのが名札の代わりなんだ。収入から給与所得控除を引いたら、所得の欄に書けばいいんだよ。
💡 そうだったのか!
給与は
収入金額と所得金額の両方を書き、基礎控除は
合計所得金額の見積額で判定します。令和8年分は489万円以下なら104万円です。
⏱ 30秒だけラボで試す
- 書き方タブ②の「計算してみる」で、給与の収入金額を 7000000 に変える
- 次に 6600000 に変える
👀 620万円では所得 4,520,000円・基礎控除 1,040,000円。700万円では所得 5,200,000円で 670,000円 に下がります。660万円なら所得 4,840,000円で 104万円 のままです。
ラボを開く ▶
📙 書き方 ③ ラボの図
② 所得の見積額書く配偶者の今年の所得の見積額を、基礎控除申告書と同じ計算欄で求めて書きます。
例135万円 − 74万円 = 61万円。
誤り「収入」の135万円をそのまま書く。
R8配偶者に給与があるときは、改正後の給与所得控除(最低74万円)で計算します(改正Q&A Q2-3)。
表で確かめる:区分Ⅰ × 区分Ⅱ
配偶者の区分と控除額配偶者給与収入1,350,000円→所得610,000円→区分Ⅱ②×区分ⅠA=配偶者控除 380,000円
| 区分Ⅱ | 配偶者の合計所得金額 | 区分Ⅰ A 900万円以下 | 区分Ⅰ B 900万円超950万円以下 | 区分Ⅰ C 950万円超1,000万円以下 |
|---|
| ① | 62万円以下(70歳以上) | 48万円 | 32万円 | 16万円 |
|---|
| ② | 62万円以下(70歳未満) | 38万円 | 26万円 | 13万円 |
|---|
| ③ | 62万円超95万円以下 | 38万円 | 26万円 | 13万円 |
|---|
| ④ | 95万円超100万円以下 | 36万円 | 24万円 | 12万円 |
|---|
| ④ | 100万円超105万円以下 | 31万円 | 21万円 | 11万円 |
|---|
| ④ | 105万円超110万円以下 | 26万円 | 18万円 | 9万円 |
|---|
| ④ | 110万円超115万円以下 | 21万円 | 14万円 | 7万円 |
|---|
| ④ | 115万円超120万円以下 | 16万円 | 11万円 | 6万円 |
|---|
| ④ | 120万円超125万円以下 | 11万円 | 8万円 | 4万円 |
|---|
| ④ | 125万円超130万円以下 | 6万円 | 4万円 | 2万円 |
|---|
| ④ | 130万円超133万円以下 | 3万円 | 2万円 | 1万円 |
|---|
書き方 ③
配偶者控除等申告書(同じ用紙の右上)
📍 ラボの場所:書き方タブ ③
ハルカ
由美さんは、扶養控除等申告書のAの欄に書いてあります。それで配偶者控除は受けられますよね。
先生
扶養控除等申告書は毎月の天引きのためのものなんだ。配偶者控除を受けるには、図の配偶者控除等申告書にも書く必要があるよ。
迷いポイント 配偶者のパート収入 135万円 で、そのまま判定する?
ハルカ
由美さんのパート収入は 135万円 だから、所得も 135万円 として判定すればいいですか。
先生
収入 135万円 から改正後の最低額 74万円 を引いた所得 61万円で判定するんだ。62万円以下で70歳未満だから区分Ⅱ②、健さんは区分ⅠAで、配偶者控除 38万円 だよ。
ハルカ
区分Ⅰは健さんの所得ですよね。健さんの所得が大きいと、控除が減るんですか。
先生
健さんの合計所得金額が 900万円 を超えると段階的に減って、1,000万円 を超えると受けられないんだ。表の列が区分Ⅰ、行が区分Ⅱだよ。
💡 そうだったのか!
配偶者控除は
配偶者控除等申告書に書いて受けます。控除額は配偶者の所得(区分Ⅱ)とあなたの所得(区分Ⅰ)の組合せで決まります。
⏱ 30秒だけラボで試す
- 書き方タブ③の「表で確かめる」で、配偶者の給与収入を 1600000 に変える
- 次に 2010000 に変える
👀 135万円では所得 610,000円で配偶者控除 380,000円(区分Ⅱ②)。160万円では所得 860,000円で配偶者特別控除 380,000円(区分Ⅱ③)と、金額は同じでも名前が変わります。201万円では 60,000円 です。
ラボを開く ▶
今日の内容を、ラボで確かめてみませんか?
この記事の図は、すべて年末調整 書類の書き方ラボの画面そのものです。「全体像」タブと「書き方」タブを開けば、同じ図を見ながら読み返せます。
年末調整 書類の書き方ラボを開く ▶
この記事を書いた人
TaxJudge編集部|公認会計士・税理士(実務25年)による企画・監修。会計基準・税法・裁決・有価証券報告書などの一次情報をもとに、検索できるデータベースと計算・判定・文書作成ツールを制作しています。