会計・経理まわりのサービス12社(マネーフォワード・freee・LayerX・Sansan・ラクス・invox・TOKIUM・OBC・弥生ほか)の公式発表を taxjudge が確認し、新サービス・機能アップデート・提携・調査のうち経理・会計事務所が見ておきたいものだけを独自の編集でお届けします。
① 今週のピックアップ(3件)
1. AIによる業務の全面刷新を望む企業は12.2%——バックオフィス人材951名の実態調査(弥生・8/26)
弥生がバックオフィス人材951名を対象に実施した実態調査です。AI活用による業務の全面刷新を望む企業は12.2%にとどまりました。各社からAI機能の発表が続くなかで、導入する側の温度感を示す数字です。
2. TOKIUMインボイスがAI-OCRによる請求書入力に対応(TOKIUM・8/26)
TOKIUMインボイスでAI-OCRを用いた請求書入力に対応しました。プレスリリースではなく、リリースノート経由で流れてくるタイプの機能追加です。同じ日には「TOKIUM AI明細入力」でも、請求書詳細画面からAIへの指示(抽出ルール)の設定画面へ直接移動できる改善が入っています(下の「その他の更新」に掲載)。
3. 法人税申告と固定資産のAPIが一般公開、AIから決算・税務のデータを扱える範囲が広がる(freee/8/28)
法人税の申告と固定資産の管理について、外部から接続するための公開APIが一般に開放されました。 あわせて、外部のAIツールから各種APIを直接呼び出すためのMCPサーバーも、この2つの製品に対応します。 公式発表によると、これにより法人税申告に関する帳票や決算の情報、固定資産台帳の情報を、外部システムやAIエージェントを介して取得できるようになるとされています。 これまでAIとの連携は会計や人事労務といった日常業務の領域が中心でしたが、年に一度の決算・税務の領域まで接続先が広がったという位置づけです。 会計事務所の立場では、申告ソフトの中に閉じていた数字を外に出して、別のツールや自前の仕組みで点検・集計できるようになる、という意味を持ちます。 一方で、どの情報をどこまで外部に渡すかを決める作業は利用者側に残るため、開放されたこと自体が即座に運用の変化を意味するわけではありません。
② その他の更新
- 8/24TKC
役員報酬データ集「Y-BAST」の令和8年版を発行(10万社超の役員報酬データを収録) - 8/25弥生
「弥生のかんたん会社設立」がオンライン本人確認(eKYC)に対応 - 8/26ラクス
「楽楽メールマーケティング」にメール文面を自動作成する新機能 - 8/26TOKIUM
「TOKIUM AI明細入力」が請求書詳細画面からAIの抽出ルール設定へ直接移動できるように - 8/24マネーフォワード
会計サービスと販売管理サービスのあいだでAPIによる連携を開始すると発表——会計ソフトが取り込む周辺業務のデータの範囲が広がる動きで、販売側で作った取引の情報を会計側へ渡す手作業を減らすことを想定したもの - 8/24freee
管理部門の法対応の情報収集を支援する無償サービスに、検索で見つけた該当箇所へワンクリックで移動できる機能を追加——法改正の情報収集が担当者の負担になりやすい点を背景に挙げており、既存の資料検索機能と組み合わせて使う想定としている
導入事例・イベント・受賞などコーポレートの話題は各社トピックスβに掲載しています。
③ 全件は「AIサービス動向ウォッチβ」で
※本記事の見出し・要約は、taxjudge が各社の公式発表をもとに独自に作成したものです。機能の内容・提供条件・料金は、必ずリンク先の公式発表でご確認ください。
※本記事は taxjudge が各社の公開情報を独自に収集・整理したものであり、掲載各社との提携・監修関係を示すものではありません。
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