会計・経理まわりのサービス12社(マネーフォワード・freee・LayerX・Sansan・ラクス・invox・TOKIUM・OBC・弥生ほか)の公式発表を taxjudge が確認し、新サービス・機能アップデート・提携・調査のうち経理・会計事務所が見ておきたいものだけを独自の編集でお届けします。
① 今週のピックアップ(3件)
1. AI人事労務サービス「バクラク人事労務」が正式提供に——年末調整の証明書読み取りをAIが担う(LayerX・9/7)
8月に先行トライアルとして始まっていた人事労務サービスが、正式提供に切り替わりました。公式発表によると、源泉徴収票、生命保険・地震保険・社会保険料の控除証明書、iDeCo、住宅ローンの残高証明書などをAI-OCRで自動読み取りし、複数の証明書を一括でアップロードしたときも証明書ごとに分けて読み取るとしています。住宅ローン控除は申告書と残高証明書から控除額まで自動計算する、とも説明されています。入社・住所変更などの申請から従業員マスタの更新、帳票作成、電子申請までを同じ画面で扱える点も挙げられています。なお公式発表には「リリース予定機能を含みます」という注記があり、提供時期は機能によって異なります。
2. 契約書の台帳化と期限管理をAIが支援する「バクラク契約管理」が正式リリース(LayerX・9/9)
契約書をアップロードするとAIが内容を読み取って契約台帳の項目を自動入力し、同じ取引先に紐づく契約書や覚書の関係を可視化する、と説明されています。「競業避止義務を含む契約書を探して」といった自然言語での問い合わせに応じて契約情報を抽出する調査機能や、更新期限・解約通知期限の整理、稟議・購買・支払申請との連携も挙げられています。会計まわりでは、新リース会計基準への対応に必要な契約情報の判定・確認項目の抽出をAIが行うとされています。なお、契約書の作成・レビューを支援する機能は2026年冬以降の実装予定と明記されており、現時点の提供範囲には含まれません。
3. 奉行クラウドが2026年10月からのインボイス制度の経過措置見直しに対応(OBC・9/9)
免税事業者等からの課税仕入れに一定割合の仕入税額控除を認める経過措置について、公式発表によると2026年10月1日以降は70%控除となり、その後50%、30%と段階的に引き下げられ、2031年9月30日に終了するとされています。あわせて、1社からの課税仕入れに係る仕入税額控除の適用上限額が、2026年10月1日以後に開始する課税期間から10億円から1億円へ引き下げられる点も挙げられています。同社は、この見直しに製品側で対応済みであることと、切替日をまたぐ取引では請求書の発行日や支払日ではなく取引が成立した日で控除割合を判定する点を案内しています。
② その他の更新
- 9/8TOKIUM
TOKIUMインボイスで、自分でアップロードした請求書のデータ化方法を、従来のオペレーター入力とAI-OCR入力から選べるように——月末・月初の即時処理を想定した選択肢 - 9/8Sansan
新リース会計基準に関する意識調査(451名)を公表——対応が「完了」は15.5%、リース対象となる契約を「すべて把握できている」は12.5%、課題の最多は「どの契約がリースに該当するかの判断」44.5% - 9/9TOKIUM
TOKIUM契約管理で、契約書のPDFプレビュー画面にマーカーやコメントを直接書き込めるように——書き込みは閲覧権限のあるメンバーにのみ共有 - 9/9Sansan
経理AXサービス「Bill One」について、IT専門商社と販売代理店契約を締結——全国1万5000社の販売パートナー網を通じた提供を進めるとしている - 9/10freee
フリーランス向け案件紹介サービスを運営する事業者と業務提携——請求書を早期に資金化するファクタリングサービスの申し込み手続き簡略化や手数料優遇を提供する - 9/11TOKIUM
TOKIUM AI経費承認で証憑の解析方法を見直し、背景に文字や模様が印刷された領収書や手書きの領収書でも自動承認できる範囲が広がった
導入事例・イベント・受賞などコーポレートの話題(今週は5件)は各社トピックスβに掲載しています。
③ 全件は「AIサービス動向ウォッチβ」で
※本記事の見出し・要約は、taxjudge が各社の公式発表をもとに独自に作成したものです。機能の内容・提供条件・料金は、必ずリンク先の公式発表でご確認ください。
※本記事は taxjudge が各社の公開情報を独自に収集・整理したものであり、掲載各社との提携・監修関係を示すものではありません。
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