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第13回 総合演習|相続税入門講座

相続税 入門講座|第13回(v10)

総合演習:青山家の相続を最初から最後まで

今回はハルカが自分で解き、先生が確かめる回です。1枚の「計算マップ」を上から埋めて、財産 → 課税価格 → 相続税の総額 → 納付税額 → 申告・納付までを通します。最後に初めて見る事例を1題と、卒業テスト12問。

所要 20分前提:第1回〜第12回青山家:相続開始 令和9年6月10日
第1章 導入と民法123
第2章 財産から税額まで45678
第3章 特例と贈与91011
第4章 手続と総合演習1213
📘 用語表と、この講座の読み方(クリックで開く)
財産の合計本来の相続財産+みなし相続財産−非課税財産(評価額で)
各人の課税価格1人ずつ:取得した財産+精算課税の贈与−債務・葬式費用+加算する暦年贈与
課税価格の合計全員の課税価格を足したもの
課税遺産総額課税価格の合計−基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)
相続税の総額課税遺産総額を法定相続分で仮に分けて速算表を当て、足した家族全体の税額
算出税額相続税の総額×各人の課税価格÷課税価格の合計
納付税額算出税額に2割加算・税額控除をして、100円未満を切り捨てた各人が納める額
相続税法ラボ会話でハルカが「相続税法ラボで見ました」と言うのは、TaxJudgeの別の教材のことです。読んでいなくても、この講座だけで理解できます(リンク先は任意)。
所要時間各回の「所要」は必修部分の目安です。「発展」と書いた部分や、体験・テストは時間に応じて取り組んでください。

はじめに:今日のゴール

🎯
今日のゴール
青山家の相続税を、財産の合計 1億8,300万円 → 課税価格の合計 1億4,790万円 → 相続税の総額 1,448万2,500円 → 納付税額の合計 901万4,700円 → 令和10年4月10日の申告・納付まで、自分で通して説明できること。特に、財産の合計と課税価格、相続税の総額と納付税額を取り違えないこと。
財産の合計(保険金は非課税後)1億8,300万円
→
課税価格の合計1億4,790万円
→
相続税の総額1,448万2,500円
→
4人の納付税額の合計901万4,700円

※ 金額が4回変わります。それぞれ「なぜ変わるのか」を、ステップごとに確かめます。青山家の数字は学習用に設定した仮定の数値です。

ハルカ先生、最終回は私に解かせてください。青山家の相続税を、最初から最後まで通してみたいです。
先生いいね。今日は私が確かめ役なんだ。左の4つの数字が、なぜ変わるのかを説明しながら進めてみようか。
ハルカ1億8,300万円、1億4,790万円、1,448万2,500円、901万4,700円……。全部、これまでの回で出てきた数字です。
先生そうなんだ。1枚の計算マップに並べると、12回分がひとつながりになるよ。

図で見る:計算マップを上から埋める(5つのステップ)

今日の進め方

  • ハルカが解く:計算マップの行を、上から順に埋める
  • 先生が確かめる:合っているか、どの回の知識かを確認
  • 右の列:迷ったら戻る回
先生今日は、ハルカさんがマップの行を埋めて、私が確かめる進め方なんだ。右の列は迷ったときに戻る回だよ。
ハルカ「?」の行を、ステップごとに埋めていくんですね。
先生そのとおりなんだ。ステップ1の、財産を集めるところから始めようか。
👆下のステップをクリックタップすると、図と会話が切り替わります← →キーでも移動できます
← 図は横にスクロールできます →
①本来の相続財産1億7,800万円第4・5回②死亡保険金(みなし相続財産)+2,000万円第4回③保険金の非課税(500万円×3人)▲1,500万円第4回財産の合計1億8,300万円④小規模宅地等の特例?第9回⑤債務・葬式費用?第6回⑥生前贈与の加算?第10・11回課税価格の合計?第6回⑦基礎控除(3,000万+600万×3人)?第2・7回相続税の総額?第7回⑧2割加算・贈与税額控除・配偶者の税額軽減?第8回納付税額の合計?第8回⑨申告・納付の期限?第12回
財産の合計 = 1億7,800万円 + 保険金2,000万円 − 非課税1,500万円 = 1億8,300万円
ハルカ今日は私が解きます。まず財産を集めます。土地6,000万円・建物800万円・預金8,000万円・株式3,000万円で、本来の相続財産は1億7,800万円です。
先生いいね。土地は特例の前の評価額で入れているのが正しいよ。続けてみようか。
ハルカ次に、健太さんの死亡保険金2,000万円を足して、非課税の500万円×3人=1,500万円を引きます。財産の合計は1億8,300万円です。
先生合っているよ。非課税の人数は法定相続人の3人で、孫の陽向くんは数えないんだったね。
🤔 迷いポイント死亡保険金は遺産分割の対象ではないから、相続税の財産にも入れない?
ハルカ第4回の前の私なら、ここで保険金を外していたと思います。
先生みなし相続財産として入れるんだったね。よく覚えていたよ。
ハルカ1億8,300万円……。最初の行から数字が大きくて、手が少し震えます。
先生大きく見えても、このあと特例や債務で動くんだよ。
💡 そうだったのか!財産を集める段階:本来の相続財産+みなし相続財産−非課税財産。土地は特例の前の評価額で入れる。
STEP1〜5の会話をまとめて読む(文字だけ)

STEP 1 財産を集める

ハルカ今日は私が解きます。まず財産を集めます。土地6,000万円・建物800万円・預金8,000万円・株式3,000万円で、本来の相続財産は1億7,800万円です。
先生いいね。土地は特例の前の評価額で入れているのが正しいよ。続けてみようか。
ハルカ次に、健太さんの死亡保険金2,000万円を足して、非課税の500万円×3人=1,500万円を引きます。財産の合計は1億8,300万円です。
先生合っているよ。非課税の人数は法定相続人の3人で、孫の陽向くんは数えないんだったね。
🤔 迷いポイント死亡保険金は遺産分割の対象ではないから、相続税の財産にも入れない?
ハルカ第4回の前の私なら、ここで保険金を外していたと思います。
先生みなし相続財産として入れるんだったね。よく覚えていたよ。
ハルカ1億8,300万円……。最初の行から数字が大きくて、手が少し震えます。
先生大きく見えても、このあと特例や債務で動くんだよ。
💡 そうだったのか!財産を集める段階:本来の相続財産+みなし相続財産−非課税財産。土地は特例の前の評価額で入れる。

財産の合計 = 1億7,800万円 + 保険金2,000万円 − 非課税1,500万円 = 1億8,300万円

STEP 2 課税価格の合計

ハルカ次は課税価格です。美和さんの土地の特例で4,800万円、借入金と葬式費用で500万円を引きます。
先生そうだね。そのあとに足すものがあったよね。
ハルカ生前贈与です。由紀さんの暦年贈与400万円と、健太さんの精算課税1,390万円で1,790万円を足して、課税価格の合計は1億4,790万円です。
先生正解なんだ。1人ずつなら、美和さん5,500万円、健太さん4,890万円、由紀さん3,900万円、陽向くん500万円だよ。
🤔 迷いポイント財産の合計1億8,300万円と、課税価格の合計1億4,790万円は同じもの?
ハルカ財産の合計に、そのまま税率を掛けるのかと思っていた時期がありました。
先生その間に特例・債務・贈与の足し引きが入るんだ。第6回の「足して、引いて、また足す」だよ。
ハルカ足したり引いたり、まるで家計簿の月末締めみたいです。
先生締めた結果が、1人ずつの課税価格なんだよ。
💡 そうだったのか!課税価格の合計 = 財産の合計 − 特例 − 債務・葬式費用 + 生前贈与(1人ずつ計算して合計)。青山家は1億4,790万円。

課税価格の合計 = 1億8,300万円 − 特例4,800万円 − 債務・葬式費用500万円 + 贈与1,790万円 = 1億4,790万円

STEP 3 相続税の総額

ハルカ次は相続税の総額です。法定相続人は3人なので、基礎控除は3,000万円+600万円×3人で4,800万円です。
先生そうだね。残りの9,990万円をどう計算するかな。
ハルカ法定相続分で仮に分けます。美和さんが1/2で4,995万円、健太さんと由紀さんが1/4ずつで2,497万5,000円です。速算表を当てて足すと、1,448万2,500円です。
先生合っているよ。実際の取得額ではなく、法定相続分で仮に分けたのがポイントなんだ。
🤔 迷いポイント相続税の総額は、実際に分けた金額に税率を掛けて出す?
ハルカ実際の分け方で計算すると思っていたのは、第7回の前の私です。
先生課税価格の合計と法定相続人が同じなら、分け方で総額が動かないように、法定相続分で仮に分けるんだよ。
ハルカ1,448万2,500円がぴたりと出ました。私、もう相続税マスターかもしれません。
先生総額まで出せたのは確かだね。ただ、これはまだ家族が納める額ではないんだよ。
💡 そうだったのか!相続税の総額:課税価格の合計−基礎控除を、法定相続分で仮に分けて速算表。青山家は1,448万2,500円。

1億4,790万円 − 基礎控除4,800万円 = 9,990万円 → 法定相続分で仮に分けて速算表 → 総額 1,448万2,500円

STEP 4 各人の納付税額

ハルカ総額を、課税価格の割合で4人に割り振ります。美和さんは5,385,649円、健太さん4,788,331円、由紀さん3,818,914円、陽向くん489,604円です。
先生いいね。そこから1人ずつ足したり引いたりするよ。
ハルカ陽向くんは代襲相続人ではない孫なので2割加算、由紀さんは贈与税額控除で18万円、美和さんは配偶者の税額軽減で0円です。納付税額の合計は901万4,700円です。
先生正解なんだ。総額と納付税額の差は、ほとんどが美和さんの税額軽減だよ。
🤔 迷いポイント相続税の総額1,448万2,500円が、家族が納める合計?
ハルカ総額をそのまま払うと思っていたのは、第8回の前の私です。
先生総額は土台で、割り振ったあとの加算と控除で納付税額が決まるんだよ。
ハルカ配偶者の税額軽減さんが、美和さんの税額を全部引き受けてくれましたね。
先生引き受けた範囲は、美和さんの課税価格5,500万円が1億6,000万円の線の内側だったからなんだよ。
💡 そうだったのか!納付税額:総額を課税価格の割合で割り振り、2割加算・贈与税額控除・配偶者の税額軽減など。青山家の合計は901万4,700円。

総額を課税価格の割合で割り振り → 2割加算・贈与税額控除・配偶者の税額軽減 → 納付税額の合計 901万4,700円(各人ごとに端数処理)

STEP 5 申告・納付

ハルカ最後は手続です。相続税の申告と納付の期限は、令和10年4月10日です。
先生そうだね。その前に来る期限もあったよね。
ハルカ3か月の相続放棄と、4か月の準確定申告です。申告書は4人で1通にまとめて、美和さんは0円でも出します。
先生そのとおりなんだ。配偶者の税額軽減も小規模宅地等の特例も、申告して初めて使えるからだよ。
🤔 迷いポイント計算が終われば、相続税の勉強は終わり?
ハルカあ、これは相続税法ラボの基礎編で見た『5段の流れ』 ↗ですね。誰が・何に・いくら・税額・どう納める、の最後の段まで来ました。
先生よく覚えていたね。計算マップは、5段の流れをそのまま1枚にしたものなんだ。
💡 そうだったのか!手続:3か月(放棄)→ 4か月(準確定申告)→ 10か月(申告・納付)。特例や軽減は申告して初めて使える。

令和10年4月10日(月)までに、4人で1通の申告書を出し、各人が金銭で一括して納付

青山家の計算マップ(完成形)

計算の段階青山家戻る回
① 本来の相続財産土地6,000万+建物800万+預金8,000万+株式3,000万 = 1億7,800万円第4・5回
② 死亡保険金(みなし)+2,000万円(受取人 健太)第4回
③ 保険金の非課税▲1,500万円(500万円×法定相続人3人)第4回
④ 小規模宅地等の特例▲4,800万円(美和が取得、300㎡×80%)第9回
⑤ 債務・葬式費用▲500万円(美和が負担)第6回
⑥ 生前贈与の加算+1,790万円(由紀400万+健太の精算課税1,390万)第10・11回
課税価格の合計1億4,790万円(美和5,500/健太4,890/由紀3,900/陽向500)第6回
⑦ 基礎控除▲4,800万円(3,000万+600万×3人)→ 課税遺産総額 9,990万円第2・7回
相続税の総額1,448万2,500円(法定相続分で仮に分けて速算表)第7回
⑧ 各人の加算・控除陽向 2割加算+97,920円/由紀 贈与税額控除▲18万円/美和 配偶者の税額軽減▲5,385,649円第8回
納付税額の合計901万4,700円(美和0/健太4,788,300/由紀3,638,900/陽向587,500)第8回
⑨ 申告・納付令和10年4月10日(月)まで。4人で1通、金銭で一括第12回
ハルカ完成したマップを、もう一度上から読みます。
先生左の表のとおりだよ。①〜③で財産を集め、④〜⑥で課税価格、⑦で総額、⑧で納付税額、⑨で手続なんだ。
ハルカ金額が4回変わる理由を、それぞれ言えるようになりました。
先生それが今日のいちばんの成果だね。次は、表を見ずに自分で埋めてみようか。

やってみよう:計算マップの空欄を自分で埋める

上の表を見ずに、青山家の数字を入れて「答え合わせ」を押してください。

※ 金額は数字だけで入力します(カンマなしでも可)。間違えた行には、戻る回を表示します。

ハルカ表を見ないで、空欄を埋めてみます。
先生左に数字を入れて「答え合わせ」を押してみてね。間違えた行には、戻る回が出るよ。
ハルカ相続税の総額を、つい財産の合計で計算しそうになりました。
先生そこが一番の落とし穴なんだ。総額のもとは、課税価格の合計から基礎控除を引いた額だよ。

初めて見る事例:緑川家を自分で解く

緑川家(教材用の別の家族):父が亡くなった。相続人は母と長女の2人。
・預金6,000万円:母3,000万円・長女3,000万円
・自宅の土地(評価額2,000万円):父と同居していた母が取得。小規模宅地等の特例で80%減額
・葬式費用100万円:母が負担。生前の贈与・保険金・遺贈はなし

一条件だけ変えたら?(考えてから開く)

① 母が自宅の土地ではなく預金を多くもらい、土地は別居で持ち家に住む長女が取得したら?

配偶者も同居の相続人(母)もいるので、別居の長女は特定居住用宅地等の特例を原則として使えません。土地は2,000万円のまま入り、課税価格の合計は7,900万円、相続税の総額は大きくなります(第9回)。

② 父から長女への暦年贈与(父が亡くなった年の3月に300万円)があったら?

相続で財産を取得する長女が、相続開始の年に受けた贈与には贈与税はかからず、300万円を長女の課税価格に足します(第10回)。

③ 長女が死亡保険金1,000万円(保険料は父が負担)を受け取り、相続を放棄していたら?

保険金は遺贈で取得したものとみなされて相続税の対象ですが、放棄した人は保険金の非課税(500万円×法定相続人の数)を使えません。法定相続人の数(2人)は放棄がなかったものとして数えます(第2・4回)。

ハルカ青山家ではない家族を、自分で解いてみます。
先生緑川家だよ。計算マップと同じ順番で、課税価格の合計から納付税額まで出してみようか。
ハルカ土地は母が取得して特例で400万円、葬式費用を引いて、課税価格の合計は6,300万円です。
先生その調子なんだ。下の「一条件だけ変えたら?」も、理由を言ってから開いてみてね。

よくある間違い(講座全体から)

① 財産の合計=課税価格の合計

財産を集めたあと、特例・債務・生前贈与で金額が動きます。青山家は1億8,300万円 → 1億4,790万円。

② 相続税の総額=家族が納める額

総額は法定相続分で仮に分けて計算した土台。実際の取得割合で割り振り、2割加算・税額控除のあとが納付税額。1,448万2,500円 → 901万4,700円。

③ 税額が0円なら手続は終わり

配偶者の税額軽減・小規模宅地等の特例は申告して初めて使える。期限は10か月、その前に3か月・4か月の期限もある。
ハルカ①と②は、どちらも「似た名前の別の数字」ですね。
先生そうなんだ。財産の合計と課税価格、総額と納付税額は、名前で区別するのがいちばん確かだよ。
ハルカ③の「0円なら終わり」も、第8回・第9回・第12回で3回出てきました。
先生大事なことは何度でも出てくるんだ。特例や軽減は申告して初めて使えるよ。

卒業テスト(12問)

Q1. 青山家の「基礎控除の人数(法定相続人の数)」は?
Q2. 法定相続人3人。相続人の健太が受け取った死亡保険金2,000万円(保険料は父が負担)のうち、相続税の対象は?
Q3. 亡くなった父に財産より多い借金がありそう。何も引き継ぎたくない長男がすることは?
Q4. 相続人の長男:取得した財産2,000万円、負担した債務2,500万円、加算対象の暦年贈与300万円。長男の課税価格は?
Q5. 上場株式:亡くなった日の終値2,700円、その月の平均2,600円、前月の平均2,500円、前々月の平均2,550円。1株の評価額は?
Q6. 相続税の総額を計算するとき、課税遺産総額を分ける基準は?
Q7. 遺言で預金を受け取った孫の陽向(父の健太は健在)。相続税額の2割加算は?
Q8. 配偶者の税額軽減の「1億6,000万円」とは?
Q9. 父と別居し持ち家に住む長男が、父の自宅の土地を取得(母は存命)。小規模宅地等の特例(特定居住用)は?
Q10. 令和9年6月の相続。相続人が延長部分(令和6年1月〜3年前の前日)に受けた暦年贈与の合計が300万円。加算額は?
Q11. 相続時精算課税で、毎年の基礎控除110万円の範囲内の部分は、相続のときに?
Q12. 青山家(令和9年6月10日に相続を知った)の相続税の申告・納付の期限は?

おわりに ── 講座のふりかえり

1分まとめ(講座全体)
  1. 財産を集める:本来の相続財産+みなし相続財産−非課税(第4・5回)。
  2. 課税価格:特例・債務・葬式費用・生前贈与で1人ずつ足し引きし、合計する(第6・9・10・11回)。
  3. 相続税の総額:基礎控除を引き、法定相続分で仮に分けて速算表(第2・7回)。
  4. 納付税額:課税価格の割合で割り振り、2割加算・税額控除(第8回)。
  5. 手続:3か月・4か月・10か月の期限。申告して初めて使える特例がある(第1・3・12回)。
先生講座全体のまとめだよ。財産を集め、1人ずつ課税価格を出し、法定相続分で総額を計算して、割り振ってから加算と控除をする。最後に、期限までに申告して納めるんだ。
ハルカ相続税は、財産の大きさに税率を掛けるだけの税金ではなく、人と順番と期限の税金なんですね。
先生いい言い方だね。1点だけ足すと、どの段でも「誰が取得したか」で結果が変わるんだ。
ハルカ初めは、遺産に税率を掛けるだけだと思っていました。今は、青山家の901万4,700円がどの回の知識から出てくるか、順にたどれます。
先生そこまで来れば、入門講座は修了だよ。続きは応用講座で、国外の財産や事業承継の特例を見ていこうか。

参照条文・出典

参照条文:相続税法3条・11条の2・12条・13条・15条〜19条の2・19条・21条の15・22条・27条・33条/租税特別措置法69条の4/民法900条・915条(各回の参照条文を参照)

参考資料:税務大学校『相続税法(基礎編)令和8年度版』第3章(相続税の課税価格と税額)、第5章(相続時精算課税制度)、第6章(申告)、第7章(納付)、第11章(財産の評価)(講本PDF)/国税庁タックスアンサー No.4152 相続税の計算

本教材は、上記講本を参考に、TaxJudgeが独自に構成・解説したものです。講本の記述・数値を利用した箇所は、公共データ利用規約(第1.0版)に基づきTaxJudgeが編集・加工しています。出典:国税庁(税務大学校)「相続税法(基礎編)令和8年度版」

本教材は国税庁による監修・保証を受けたものではありません。令和8年1月1日現在の法令に基づく学習用の解説・試算であり、個別の申告には税理士等にご確認ください。青山家の数字は学習用に設定した仮定の数値です(相続開始 令和9年6月までに改正がないものとします)。

ハルカこの講座で使った条文を、まとめて引けるところはありますか?
先生相続税法ラボ ↗なら、条文・取得者・財産評価・申告書・設例の切り口から引けるんだ。各回の参照条文も、そこでたどれるよ。
ハルカこの講座のもとになった資料も、もう一度確かめたいです。
先生税務大学校の講本『相続税法(基礎編)令和8年度版』を参考に、TaxJudgeが独自に組み立てているよ。出典は左にまとめてあるんだ。
相続税 入門講座 第13回|taxjudge.com
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